[ ALLION 第二弾  ALLIOON Ultimate T-125sv ]

コストの関係でALLION Ultimate T-100で見送らざるを得なかった様々なパーツとアイデアを、そのまま捨て去るには悔いが残った。例えば、音質的には圧倒的に有利な200V切り替え式の電源、音質劣化の要因となるヒューズを排したブレーカースイッチ、試作機で用意して在庫もいっぱい抱えた高級パーツ、出川式電源のバージョンアップとフル装備、さらに回路の見直し等々。

これらを装備すれば、ロッキーマウンテン・オーディオフェストで大好評を博した試作機に並ぶ性能を誇る、究極とも言えるプリメインアンプが出来るはずである。

これは意外と早く実現する運びとなった。 なぜなら、ALLION Ultimate T-100を購入された約半数の方が200V仕様を希望され、200Vが欲しいけど我が家は200V専用回路の環境に無いなどの理由で購入を見送られる方も数多く見られた。これは早急に100V/200V切り替え方式の製品をリリースしなければならないと気が急かされた。

そして、この5月新たに製品化されたのがALLION Ultimate T-125svである。その特徴は前に述べたように次の6点に集約される。

  ALLION Ultimate T-125svの特徴

  • 出力を128W/ch(8Ω)にアップ。
  • 音質重視のPRE DIRECT入力を採用。
  • 100V/200V切り替え可能の特注トランスを採用。
  • 高級電解コンデンサーを採用し、さらに部品を厳選。
  • 音質劣化の原因となるヒューズを排除し、ブレーカースイッチを採用。
  • 回路の見直しと、出川式電源の全体的バージョンアップにより、S/N比を改善

つい先日(5月21日)発売された 、オーディオアクセサリー №129 夏号、P.168 では次のような評価を頂いている。

(中略:出水電器は)「無名ブランドは品質で他を圧倒しなければ生き残れない」と死活をかけた勝負に出ている。パーツ類は、高品質のコンデンサーや特注トランスを採用し、出川式電源をフル装備する。

また極めて画期的なポイントは100Vと200Vに切り替えができること。(中略) さらにT-125svはヒューズを使っていない。(注:ブレーカー方式)(中略)

自宅で試聴してみて、とにかく「聴いた感じがする」アンプだと思った。余裕綽々で一気にスピーカーをねじ伏せ、そこに色濃い実在感を漂わせる。しかも 力業だけでなく、きめが細かく、アコースティック楽器など余韻の消え際が美しい。微細な表現にこだわるゆえのパーツ厳選、これが結実しているように思え た。(記事抜粋)

また、オーディオベーシックでも好評を頂き、その記事が6月初めに発売の夏号に掲載されるので、その際はまた追加して書き込みの予定。

【ご挨拶】

開発及び制作依頼先の皆様を初め、様々なかたがたのご協力を頂き、ALLIONもスタートを切ることが出来ました。皆様方に深く感謝する次第です。

ALLIONの紹介と、当ブログをお読みいただければ、ALLIONのアンプ開発の背景とその思想をご理解いただけるものと思います。 弊社は小さなハンドメイドのメーカーではありますが、オーディオファンの 皆様のより良いオーディオライフに資する為にさらに努力をして参る所存です。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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