かつてDaliから輸入されていたリボン型SP,DACAPO プレーナー1から凄い音が出ていた。
今までの経験で言うと、このてのSPの音は極めて繊細で、SPの後にミニチュア見たいな音像が浮かび上ると言うのが常だった。
しかしYさんの音は違っていた。
リボン型SPのわりには意外と音が太いのである。低域に10センチ(?)のコーン・ウーハーを使用しているせいだけとは思えない。
Yさんはなかなかの【使い手】らしい。
SPの台といい、インシュレーターや各機器の配置も実に良く考えられている。
〇学〇士と言う職業柄なのだろうか、全く無駄という物がないのだ。

そのYさん、最近ご近所に越してこられ、ある日愛読の某誌を見ていたら「西蒲田のスーパーマニア」と「出水電器」の文字が目に留まった。
かねてよりオーディオ仲間が欲しいと思って居られたとかで、渡りに船とばかりに当店を訊ねられたのだった。
生憎その日は私は出かけていて満足な説明も出来なかったので、名刺を置いて帰られた。
次の日曜日、今度は奥様も一緒に試聴に来られた。
お二人ともFASTの音を大いに気にいられ、自宅で試聴出来ないだろかと言われた。
私に異論が有ろうはずがない。何と言ってもYさん宅は歩いても10分とかからない距離なのだ。
そして自宅試聴で聴かせて頂いたのがDali DACAOP プレーナー1だった。

現在のシステムで聴かせて頂いた後、M300Ⅱに繋ぎ換えるとさらに音が生き生きとSPの前に出てくる。
サブウーファーとツイーターも外してみたら、その方が自然でいい音だった。
そして出水電器特製の電源タップを使用すると音が艶ややかになり余裕の有る鳴り方になった。
音では長いこと苦労されたYさん、直ぐにM300Ⅱの実力を認められ購入を申し込まれた。
Yさんと「女性は隣の部屋にいても音の変化に気付くんですよね」と話していたところに、隣のリビングから奥様が来られ「いい音になったんじゃない」と言われたものだから思わず顔を見合わせ苦笑してしまった。

数日後M300Ⅱの納品と共に、出水電器お薦めの専用電源回路の工事をした。
この時は仕事から帰って来られたお嬢様が「お父さん、音が良くなったみたい」といってリスニングルームに入って来られた。
これにはYさんもご満悦の様子であった。
「これから毎日いい音で音楽が楽しめます。帰宅するのが楽しみです。」と喜ばれていた。
アンプを納品してお客さまに喜んでいた時ほど嬉しい事はない。

最近アンプの購入と共に専用回路工事を依頼されることが多くなった。
機会あるごとに訴えて来たことが皆さんに知られてきたのだろうか。
この専用電源回路は驚くほどの効果があり、その割には費用も安い。
SPが思うように鳴らない、低音が全然出ないと悩んでいる方、一度電源を見直されたら如何でしょうか。

近い内に、前から書きたかった浜松のIさんの事を紹介したいと思っている。
IさんはB&W802をC10II&M300IIで鳴らして居られるのだが、最近かなり良い音になったらしい。
今までもかなりの音だったのだから、どんな素晴らしい音で鳴っているのか興味を掻き立てられる。

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