大田区内、それもご近所に何名かのFASTユーザーがいらっしゃる。
一番近いのが直線距離8M、道路を挟んだお向かいのKさんだ。
FASTが製品発表した月にC10を買ってい頂いた。
まだ第一回のクラフト・オーディオ賞の金賞受賞(於 第3回真空管オーディオ・フェアー)が発表さる前のことである。

そのKさん、なかなかの辛口評論家である。
出水電器がFASTの発売元になり、製品を練り上げている頃は一向にいい音だとは言わなかった。
曰く「うん〜、帯に短したすきに長しだな」、最初の頃、私はこの人は本当に解っているんだろうかと疑っていた。
色々話すとまんざら解らない様子でもない。ともかく不思議というか変というかなかなか理解できない人、と言うのが当時の印象でした。

Kさんが当店に良く出入りするようになったのは、私がアルテックA5を手に入れた10数年前からだったと思う。
ご自分もオーディオは嫌いじゃないと言い、KEF104を買った時の話などされるようになった。
そしてなかなか思うような音が出せず悩んでいるとも話された。
そうこうする内にクオードのセパレートを購入されたがそれでもまだ不満だという。
ともかく低音が思うようにでないし、もっといい音で鳴るはずなんだと悔しそうに話されていた。

その後出水電器がFASTの発売元となり、第3回真空管オーディオ・フェアに出品したときはボランティア(?)で手伝って貰うまで仲良くなっていたのである。(その後イベントでは必ず手伝っていただいている)
そして、フェアーが終わったらC10を買うと言いだし、私を驚かせた。
C10とクオードで鳴らすKEF104は今までとは違って俄然思いっきり鳴るようになった。
特にその低域たるやこれが本当にあのKEFか?と言うくらい鳴りきった音なのだ。
それからもKさんの悪戦苦闘と努力は続いた。

つい先日の11月23日、あのサウンド・デンの社長ほか数名が広島から関東へ仕事に来られ、出水電器にも寄って頂き、当店CDのクロック交換もしていただいた。(その後、日に日に音が良くなっている)
次の日、一緒に来られた方にKさんの音を聴いてみますか?と言ったら是非と言うことになりみんなでK宅へ。
しかしデンの社長は「KEF104?いい音で鳴っているのを聴いたことがない」と言い全く興味さえ示されない。

皆で食事をしているときKEFが思いの外見事に鳴っていたと言っても、社長は「まさか」と言ったまま。
食事から帰る途中、四畳半でアルテック604を聴いている、I さんの所へ寄ってその音に驚かれ、それならKさんの所もと言われ、Kさんの部屋へ。
その音を聴くやいなや「これはKEFの音じゃない」と言い「こんなの初めて聴いた」と驚かれた社長だった。

[日本中を駆け回り、少々の事では驚かないデンの藤本社長がビックリした]
この事は、今やKさんの誇りとなった。

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