埼玉県日高市に寺島農園と言う日本一のカブ農園がある。
社長の寺島さんは大のオーディオファンとしてかなり知られている。
世に音キチと言われる人は数有ると思うが、この方の音キチも並大抵ではない。

1957年製アルテック・シャープ820とプロ用アナログプレーヤー2台、同じくプロ機のマッキンパワー(管球式)デンオンのCDプレーヤー(プリとパワーはFASTに変更)等々。
もう一つの部屋には、JBL・ハープネス、マッキンC20&240、これだけでも大変なのだがさらにアルテック・ラグーナ830が追加されプリもC10Ⅱに変更。(各部屋にはタムラS・Sのパワーアンプも1セット有る。)

そして昨年11月から、3番目のオーディオルームとなる75畳のスタジオを作り始め、9割方出来上がっている。
今年の3月末にスタジオの音だしにお誘いを受けたがあいにく約束が有って参加できず、スタジオとその音が気になって気になってしょうがなかった。
そして、一昨日やっとおじゃまする事が出来たのである。

メインのオーディオルームに通され色んなレコードを聴かせていただいたのだが私の気持ちは完全にスタジオの方に向いてしまっていた。
第2オーディオルームの新しく追加されたアルテック・ラグーナ830を聴きいよいよスタジオへ!!!。
本当はこのラグーナ830をゆっくり聴きたかった。ビンテージSPとは思えないほど繊細かつ力強く、そのうえ何とも艶があり雰囲気満点の鳴りをしていた。それに形が良い。今度はラグーナ830を聴きに来たい。

スタジオの手前は50畳は有ろうという多目的の部屋になっている。
そして約75畳のスタジオ。広い、ともかく広い。
日本広しといえども個人でこんなスタジオ(オーディオルーム)を持っている人が何人いるのだろう。
そして、その防音がまた本格的なのだ。
外壁と内壁の距離が約0.7M。壁の間を人が通れるのではと思うほどの間隔が有る。
それも鉛、吸音材、吸音ゴムシート断熱材、コンパネ等厚さ100ミリは悠に越える床、壁、天井で出来ている。

さて、肝心な音である。
部屋で音が決まると言っても過言でないのはオーディオファンなら誰でも知っている。
しかも本格的な75畳のオーディオルームだ。
その音は通常のオーディオルームとは全然違っていた。
アルテック・シャープ820の間に音像が浮かび、そこで生演奏をしているみたいな感じで、まるでライブ会場にいるような錯覚に陥ってしまう。
そして、「色んなアンプで鳴らしたがFASTが一番良い音だ。オーディオをヘッドホンやCDラジカセと同じに考える人が多すぎる。オーディオはもっと楽しく、感動と心の癒しがなくちゃいけない。そんな意味でも
FASTは自然でホッとする音だと思う。」
と誉めて頂いた。
また「FASTに巡り会わなければここまでやったかな〜。FASTがきっかけになったのは間違いない」とも言われた。
前にも書いたが、FASTを手に入れると音キチの血が騒ぐ人が多いみたいである。
ともかく異次元のオーディオの世界をかいま見た思いであった。

尚、寺島さんからは実名で書いても良いと承諾を得ました。
寺島さん有り難うございました。FAST共々今後とも宜しくお願い致します。

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