A&V village をお読みの方は広島ASC(主催 山本紘市氏)の事はご存じだと思う。
神戸氏はASCのスーパーマニアの一人として有名な人で、A&V village 47号 P136でも紹介されている。で、その神戸氏が何故出水電器に試聴に来られたのかと言うと、おなじ A&V village 47号 P160で紹介されたFASTの記事を読んで『いくらFASTのアンプが凄くても、ウエストミンスター・ロイヤルがビシッと鳴るわけがない』と、信じられなかったそうである。
そして今度、上京するにあたり、試聴訪問候補の1つにあげられたのが当店だった。
5月22日、JR蒲田駅で待ち合わたのだが、神戸氏がとても若かったのは以外だった。(40才前)駅から当店までの5.6分の間、車の中で色々お伺いしたのだが、ともかく熱心というか真剣というかオーディオまっしぐらな方である。(久々に熱いオーディオマニアと出会った)
試聴の間も背筋をピシッと伸ばし、目をつむり、まるで若き修行僧と言った感じであった。
持参されたCDや当店推薦CD、LPレコード等、2時間程聴いて頂いた。
『記事は本当だったんですね。いや驚きました』と言われ、そろそろ試聴も終わろうかと言う時、たまたま仕事の帰りに立ち寄られたIさんのアルッテク604に話が及び、神戸さんも604には思い入れがあるとかで、どうしても聴きたいと言われ、みんなでI氏宅へ伺った。(I氏については №002 を参照)さて、そのI宅での試聴。
604は畳の上に直置き、アンプ類のラックも凝った物でなく、10年ほど前の5万円位いのCDプレーヤーとC10II、M300II で鳴らすアルッテク604は信じられないほどいい音で鳴っていた。
音がきめ細かく、艶もあり、メリハリもあり、上から下まできれいに伸びた何とも言えないいい音なのである。
神戸氏曰く『これは素晴らしい!、出水電器のウエストミンスター・ロイヤルよりこちらの方がいい』だって。
確かに、確かに604はいい音で鳴っていた。しかし、私の立場は一体どうなるんでしょうか???
(悔しいことに、この604は当店にあった時はこんないい音では鳴らなかった)
その後の話題はもっぱら、Iさんのアルッテク604だったのだ。
書きたいことはいっぱいあるがこの辺で。 神戸氏のHP(参考になる記事、楽しい記事がいっぱい!) 音楽のページ
この次は今話題のケーブル製作者、きさ様(HPネーム)ご夫妻が来店された時のこと書こうと思う。