
[ 台風一過の不思議な雲 ]
20年くらい前になるでしょうか、「福祉の国のアリス」という本を著した官僚がいました。
理想と現実の狭間で苦悩し、残念な事に最後は自死されたのですが、この本に書れていた一言、
「この国の行政は国民を不幸にするシステムだ」、が未だに忘れられません。
その葬儀に出席した同じく官僚出身の自民党代議士(当時)、森山真弓はこう呟いたそうです。
「官僚に徹しきれなかったのね・・・。」、と。
どうやら日本の官僚は、眼前の矛盾に目をつむり、ひたすらわが身の保身と利益だけを考え、自分こそ世界一エライと自負している生き物らしい。
そう考えると日本郵政社長就任会見での斎藤某。あの人を見下しきった態度も頷けるというものです。
さて本題。
久々に骨のある本に巡り合いました。
今話題の「日本中枢の崩壊」、経済産業省大臣官房付 古賀茂明 著、です。
サブタイトル「日本の裏支配者が誰か教えよう」、とある通り、かなり思い切った内部告発本といえます。
ただ、寂しいのは、現在は、幹部に良識派といえる人がほとんどいなくなってしまったことだ。ちなみに
私は、官僚の良識派を「絶滅危惧種」と呼んでいる。[ 本文より ]
これが、霞が関の現状と著者の胸の内を語っている。
この本、お勧めします。とともに、著者のご活躍とご健康を心よりお祈りいたします。
原発の規約に、「全電源停止は考える必要なし」、と決めたときの責任者も、これほどの大惨事を引き起こしながら見苦しい言い訳ばかりで、自分の責任を認め国民に謝るという姿勢は全くない。
また、辞任を表明し、不信任案が否決されたとたんに前言を翻し、無様な居座りを続けるカン・ソーリ。
「宰相不幸社会」を目指し、拉致犯の家族が所属する極左集団に、政党助成金(国民の税金)を
合計6,250万円も寄付しながら、まともな説明も反省もない。
デフレ不況下での増税で景気回復が出来るなど、歴史を見てもそんな例は聞いた事がないし、最近の
原発政策等々、全てがデタラメ、狂気の沙汰としか言いようがない。
ひょっとしたらこの男、[ 北朝鮮の破壊工作員か?]と、笑えないジョークまで聞こえてきます。
確かに、「日本中枢の崩壊」極まれり、と思えてなりません。
当ブログでは、政治色の強い話題は書かないようにしているのですが、国家非常事態というのに、こんなメチャクチャな状況は見たことも聞いたこともありません。
ついつい書いてしまいましたが、ブログを読んで不快な思いをされましたら申し訳ありません。