出水電器試聴室のタンノイ・ウエストミンスターロイヤル

昨年、知人から「試聴用SPを替えてみてはどうですか?」「B&W801など皆さん苦労しているしFASTのアピールには最適だと思いますよ」と提案をいただいた。
私自身はウエストミンスターロイヤルに不満は無かったが、ビジネスと考えるとやはり気にはなる。しかし当店には大型SPを2台置くスペースは無いしどうしたものかと思いあぐねていた。

一度気になり出すと何時までも引っかかってしまうのが人情というもの。おまけに試聴時に「タンノイのウエストミンスターは聴いたことがありませんので、これがいい音なのかどうか判断しようが有りません」と言われてしまうとなおさら悩んでしまうのである。そうこうする内に、やはりお客様の事を考えれば替える以外ないと思うようになり、ついに手離す決意をしたのだった。

これでサッと売れれば何でもなかったのだが、2.3の問い合わせが有ったきり全く動く(売れる)気配もなかった。おまけに、不思議なことにウエストミンスターロイヤルが今まで聴いたこともない程いい音で鳴りだしたのだ。今まで何回か手放そうと思ったことがあったがその時も同じ事があった。人は気のせいと言うかも知れない。そう言った部分を否定はしないが本当にいい音で鳴りだしたのである。

ウエストミンスターロイヤルに関しては、その能力を出し切ったと思っていた私にはとてもショックな出来事であった。私は腹を決めた。こうなったら再度ウエストミンスターロイヤルと格闘する以外ない。
そこで前々から気になっていた電源を再度徹底的に見直し、ウエストミンスターロイヤルの実力を確かめようと思ったのである。工事は今までの経験を総結集して思いつく限りの事をした。

(詳しくは AVvillage 1月号(P76−77)をご覧下さい。)
で、その結果・・・

第一印象としてとてつもなく余裕に満ちた音で、SPの存在が全く気にならないのである。まさしく目前で演奏しているかのような感じなのだ。
かつて、ステレオサウンド誌で、有名な【ベイシー】のマスター、菅原氏が言うところの【ゴージャスなジャズ】を堪能する日々である。
勿論タンノイの得意とする弦の艶やかさはそのまま失われていない。タンノイを使用されている方、もっと言えばティアックの担当者にこそ聴いて欲しいと思っている。
この音を聴けばウエストミンスターロイヤルの音は古いなどという批判がいかに的はずれか解ると思う。むしろ古いどころか、ほかでは決して得られない魅力溢れる音だと感じるはずである。

タンノイ好きの人にもタンノイ嫌いの人にも一度聴いて欲しいと願っている。

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