先頃、嬉しい出会いをした。
当HPをご覧の方はすでにご存じのとおり、3月8日当店でASC山本会長を迎えて、ささやかな試聴会を開催したとき、意外な方が参加された。
その方は、【さだ企画】プロデューサー、八野行恭氏であった。
で、その時に頂いたCDが【小説「精霊流し」の世界】だった。
(八野さんは当コラムの[さだまさし著 精霊流し]を読んでおられたとか)

CDも2枚になったし、「隠れ さだまさしファン」を返上する事にした。
これからは普通(?)に「さだまさしファン」を名乗りたいと思う。
さて、件の【小説「精霊流し」の世界】、先に小説を読んでいるので音楽(歌詞)に合わせて情景が浮かんでくる。

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
川の崖で偶然弟が見つけ、母のために二人で持ち帰った薔薇。
この薔薇が母を、そして家族を本当に癒してくれた。
引っ越しの時、薔薇を持っていこうと言う弟に、次に住む人のために残しておこうと優しくいう母。
時がたって、歌手として有名になってからその家を訊ねた時、薔薇が満開で迎える。
言葉に出来ない感動の場面である。

転宅
この曲を聴いたのは今度で2回目だった。
祖母が父に言ったのは「負けたままじゃないだろう」が正しかった。
小説の始めの方でその父と祖母の事が書いてある。
長崎へ引き上げてから祖母が帰って来るのを今日か今日かと迎えに行く父、ある日ついに祖母が帰る。
後ろ姿でそれと知り、そっと肩に手を置くと、見ていたかのように父の名を呼ぶ祖母。
このシーンは思い出すだけで泣けてくる。

椎の木のママへ
さだまさしがバイオリンを習っていて、東京の先生のところへ通うときいつも泊まっていた叔母の家。
その叔母が長崎でジャズ喫茶のママになった。
一番最初にさだまさしの才能を認め将来を確信し応援してくれた叔母。
同い年の叔母の息子と早すぎたその死。
歌詞の最後、「僕の叔母さん」には何とも言えない情感がある。

後は是非、本とCDを買って頂きたい。

なにはともあれ、さだまさしの歌には優しさが溢れている。(と私は思う)
こんな優しさと思いやりが日本中に溢れたらどんなに素晴らしいだろう。
人間主義で優しさに溢れた社会だったら、最近起きているような変な事件なんて起きようがないと思うんだけどな〜。

優しさって  いいな〜。さだまさしの歌って  いいな〜。♪♪ ♪♪♪ —— さだまさし ファン—— ♪♪♪♪♪

 

0 Comments

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

©2024 IZUMI Denki Co.,Ltd.

赤井情報網

Log in with your credentials

or    

Forgot your details?

Create Account