私が出会った音の達人たち

(有)出水電器 島元のブログ

床を這って押し寄せる音の波!音を物体として体感、N様ご夫妻。

[ 私が出会った音の達人たち ]   2001年5月9日

オーディオ全盛期を知る年代の私達にとって、長引く不況も重なり冬の時代とも言われる最近のピュアオーディオの衰退ぶりは何とも寂しい限りではあるが、それでも全く希望がないわけではない。
私はかねてより、オーディオ業界が女性ファン獲得の努力を怠って来た事も大きな要因であると思っているが、嬉しいことに最近のオーディオフェアーやオーディオショップではカップルで来られる方が多くなっている。
これらの
女性ファンこそオーディオ業界不振の救いの女神ではないだろうか?私にはそう思えてならない。《全ての芸術は音楽に収れんされる》とはかのニーチェの言葉であるが、もし家族が芸術の中の芸術と言われる音楽を、趣味として共有出来たらどんなにか素晴らしいだろう。考えるだけでもワクワクする。
キングオブザホビーと言われるオーディオがもっともっと受け入れられる21世紀にしたい。
思い当たりませんか、奥様や家族の無理解でどれほど多くののオーディオファンが涙に暮れているか!!!
オーディオ業界もオーディオファンも、お互いの幸福のためにドンドン女性ファンを増やしましょう。
そんなわけで今回は、熱烈なオーディオファンのN様ご夫妻の話。

自宅試聴を申し込まれたNさん宅へ電話をしたら、あいにくご主人はお出掛けとのことなので、電話があったことをお伝え下さいと言ったところ、

         『私が伺いますが・・・』
         『???!≠☆§£◎?∀∂¶ξЙЮё??・・・・・』
         『あのー・・・・・、奥様もオーディオファンなのでしょうか?
         『ハイ
         『そうなんですか!』
         『エェ

私は一瞬とまどい、驚き、そして、ああ、こちらはご夫妻ともオーディオファンなのだ』と嬉しくなった。

試聴当日、連絡いただいた住所はコンクリート打ちっ放しで、大きなガラスが壁になったお洒落な家だった。
しかし、通された部屋にはスピーカーも何も見あたらない。
そしておもむろに開けられた壁一面の扉の中からは、カンタベリー15が現れた。もちろんカンタベリー15はコンクリートの床に置かれていて、アンプ類も頑丈な棚に置かれ、電源も専用回路とかなりのマニアである
(専用回路に関しては、出水電器特製?回路を追加して更に音質が向上した。)
N様ご夫妻は建築の設計及びデザイナーで、このお洒落なお家もN様ご夫妻のデザイン&設計だそうだ。
3時間以上にわたる試聴はとてもいい雰囲気の内に終わり、アンプも気に入って頂けたようだった。
そして2日後にはC10II とM300II のご注文を頂いた。

納品後しばらくして感想のメールを頂いたのでそれを紹介したい。
尚、ご主人様はとても無口な方なので、奥様のご感想を要約すれば次の取りになる。その後FASTのおかげで、今まで聞こえなかった音を聴いたり、何と言っても不愉快さや、
物足りなさが無くなり満足しています。
(ご主人もとてもご満足の様子)

     以前、何百万円もするアンプとCDの組合わせで聴いた時の鳥肌が立つ     
     あの感触がまた味わえることができホントうれしいです。
 
   セット価格を考えると、奇跡に近いですよね。きっと。
     それよりも、
         やっぱり驚いたことは、音量を上げたときの和太鼓の音!
   床を這って押し寄せる音の波!

      音を物体として体感したのは初めてです。
     他のシステムでは考えられないですよね。
     それから、デザインや内部もシンプルできれいです。
     フロントパネルの色も実に微妙ないい色で気に入ってます。

音は勿論のこと、本職のデザイナーからアンプのデザインを誉められたことはとても嬉しい出来事だった。
FASTを熱烈に支持していただいているファンの皆様の為にも尚一層の努力を決意している昨今である。

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