私が出会った音の達人たち

(有)出水電器 島元のブログ

素晴らしいセンスの椀方さん

[ 私が出会った音の達人たち | オーディオロマン街道 ]   2011年7月10日

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[ センスが光る椀方さんのお宅 ]

 

椀方さんとのお付き合いはかれこれ9年近くになります。
単身赴任のお住まいが、西蒲田の旧店舗からほど近いことから時々こられるようになったのが始まりで、その後FAST C-10ⅡとM-300Ⅱをご購入いただいたり、大阪のご自宅の電源工事を施工させて頂いたり、毎月恒例の西蒲田事務所での試聴会参加など大変お世話になっているお客様のお一人です。

最初にお会いした時の印象は、「音楽のセンスがとても素晴らしい」の一言でした。
お持ちいただいたCD、「Marionette ポルトガル幻想」の印象は強烈で、いまだにその時の事が鮮やかに思い出されます。
毎月の定例試聴会でも、椀方さんの音楽のセンスの良さ、耳の良さは皆さんからも一目置かれ、持参されるCDはみなさんからも喜ばれています。(只今、中東の音楽にハマッテいらっしゃるらしい・・・)
私の記憶違いでなければ、学生時代は楽器の演奏もされ、お嬢さんもバイオリン(?)の演奏をされるとか。それに、奥様も大の音楽とオーディオのファンという、オーディオファンにとっては理想の家族です。

また、電源に対する理解もあって、6年前に専用分電盤(4回路)専用回路の工事を始め、2回にわたってグレードアップの追加工事もされました。そのたびにますます良い音になり、奥様ともどもご満足いただいています。
ひっよっとしたらご記憶の方も有るかもしれませんが、2年前の「電源大全」にも、集合住宅での電源工事をされた方として登場頂きました。

椀方さんについては書きたいことは一杯あるのですが私がここで書くより、ご自身でブログも公開さていますので是非ご覧下さい。音楽ファン、オーディオファンにとって示唆に富んだブログだと思います。

http://wankata.cocolog-nifty.com/music/

超速上昇マニア!

[ 私が出会った音の達人たち | オーディオロマン街道 ]   2011年7月5日

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[ 3年かからずここまで到達 ]

 

いろんなマニアとお会いしますが、Hさんのオーディオへの情熱と、ハイエンド到達の早さには驚きます。

3年前に大阪某所での試聴会へ行く途中にお伺いして、発売したばかりのALLION UltimateT-100 と特注バージョンを試聴していただいたのですが、その場で特注T-100をご注文。
その決断の早さにも驚きましたが、その後がもっと凄かった。
その時奥様が第二子出産(現在お子さんは3人)のため実家へ帰省中だったのが幸いだったのか不幸だったのか私には解りませんが、その後の推移を考えれば、奥様は大変な包容力の持ち主のようです。
Hさんはオーディオファンにから見れば本当に幸せな方です。

さて、ALLION 特注 T-100がステラメロディーをあまりにも素晴らしく鳴らした(ご本人の感想)事で、もっと大型SP で、もっといい音で聴きたいという欲求を押さえがたく、ALLIONを納入して何ヶ月も経たないうちに、「SPを買い換えたい。アヴァロンのアイドロン、ウイルソン・システム8、またはジョセフオーディオのパール、どれがお薦めですか」との問い合わせが来たのです。
「物としてはパールをお薦めしますが、あまり急がない方が良いのでは・・・」、と老婆心ながら進言。
1ヶ月後、Hさんはジョセフオーディオのパールをご購入。

これで当分は安泰かと思っていたのですが、パールを思い切り鳴らしたい。もっとパワーの有るアンプが欲しい・・・・、となったそうです。気持ちは分かるんですがその展開の早さが・・・・。
それから1~2ヶ月過ぎたその年の夏、ご家族で伊豆旅行をされ、その途中で伊豆の試聴室へ立ち寄られて、展示されていたFAST C-100(プリアンプ)とM-600(600Wモノラルアンプ)に大変興味を持たれたらしく、自宅試聴したいとそのままお持ち帰り。
1ヶ月後、帰ってきたのは特注のT-100でした。

今度こそしばらく落ち着いてオーディオを楽しまれるのかと思っていたら、1年もしないうちに「オーディオルームが欲しいので家を探しています」、と聞いてしばらくしたら、「良い物件が有りましたので購入しました。電源工事とマイ柱の相談をしたいのでおいで下さい」、と連絡があり新居へお伺いしました。
マイ柱は様々な手続きがありますので、まずは電源工事を、ということで10回路の専用分電盤、専用回路とアース工事を先行。アースも思い切って1.5Mアース棒20本を打ち込み、10Ω強の接地抵抗を獲得できました。

ところが究極の電源対策「マイ柱上トランス」の許可がどうしてもおりない。何度交渉してもダメでした。
Hさんにすれば、「マイ柱上トランス」が欲しくて一戸建てを購入したわけですから、その落胆ぶりは端で見ていても気の毒なほどでした。
それでもめげないのがHさんの真骨頂。
ならば、マイ柱上トランス以外で音質向上が見込める物なら何でも、という感じでさらなる[ 暴走]が始まったのです。GPSを利用したクロック(何回か変更有り)、最先端のPCオーディオ、ノイズ対策等々、何しろ伺うたびに何かしら変更されているという具合なので、ただただ驚くばかりです。

それにしても、わずか3年前はステラメロディーとごくごく普通の管球式プリメインとCDPで音楽を楽しんでいた方が、短期間でよくぞここまで・・・、と「感心」を通り越して「あきれて?」います。
ご本人は「私のオーディオ熱に火をつけたのは島元さん」、と仰いますが、きっかけはともかく、私は今までひたすら「ブレーキ役」に徹してきました。
えっ!、「実は煽ったんじゃないか?」って、とんでもない。私は本当にブレーキを掛けていたんです!
それでもHさんの情熱は誰も止められなかったのが真実です。

つい先日も一緒に伺ったマニアの方曰く、「以前はどないなるんやろと心配もしたんやけど、こんなん聴かされたらかないませんがな~、どないしょう。明日からもう一度、部屋とシステムの片付けから始めなならん」、と感嘆しきり。

それにしても、ここまでの「暴走」を容認されている奥様に、最大級の敬意を表します。
Hさん、くれぐれも奥様とお子様をお大事になさって下さい。

久しぶりに伺った惣野邸。

[ 電源工事 | 私が出会った音の達人たち | オーディオロマン街道 ]   2009年5月2日

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[これが噂の惣野邸、最新システム]

 

久しぶりに伺った惣野邸。これが密かに話題になっている最新の惣野邸のシステムです。しかし何回伺っても、桁外れに物量投入されたシステムには圧倒されます。そして伺うたびにどこかしら変更されており、それがまた新鮮な驚きとなって耳を襲ってくるのです。

全くのお世辞抜きで、「いや~、この前伺ったときよりさらに素晴らしい音になっていますね」と言うと、「そんなには変わっていないはずですよ。島元さんが成長したんじゃないですか」とのご返事。ご本人のお話では、部屋の音響特性をいじっているだけと仰いますが、いやいや、それにしてもとんでもない凄い音です。私の乏しいボキャブラリーではうまく表現できません。

確かに一般的とは言い難い超弩級のハイエンドシステムですが、こんなシステム、こんな音が存在すると言うことを知っていると知っていないでは大変な違いだと思います。特にオーディオ業界に身を置く以上、一度は聞いてみたいシステム(音)ではないでしょうか。幸い西蒲田からさほど遠くないこともあって、年に何回かお伺いして、自身の耳をリファレンスさせて頂いており感謝に堪えません。惣野さんからは、「出来るだけ生の音を聞いた方が良い。都合が合えば私のお気に入りの生バンドが聴けるところへ行きませんか」とお誘いを受けていますので、何とか時間の都合をつけたいと思っている昨今です。

5のシステムで音楽を楽しまれるKonisiさん。その2

[ 電源工事 | 私が出会った音の達人たち ]   2008年7月9日

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[ AVAC新宿店での試聴会 6月14日 ]

Konishiさんは色んなイベントにも足を運んで来られた。最近ではつい先月、AVAC新宿店で開催された ALLION Ultimate T-125sv の試聴会にも来て頂いた。写真はその時に参加しされた方々だが、Konishiさんは写っていない。この日の朝、あの大地震が東北地方を襲った。その時Konishiさんは福島駅の新幹線の中だった。結局3時間以上動けず、会場に着かれたのはまさに終了間際だった。(幸い、地震の被害は自作SPスタンド以外は無事だったとか)そんな状況で参加して頂き、驚きと感謝でいっぱいだった。

当日は急遽村井裕弥先生が司会進行を勤めて頂き、スペシャルゲストとしてギタリストの荒谷みつるさん、ジャズ評論家の成田正先生、音響室設計A&Dの山本先生、SPの音響研究の戸沢先生ほか、ネットで有名な方など錚々たる参加者でいっぱいだった。写真を撮った後も参加者があり、定員の2倍以上となってしまった。(参加できなかった方も多かったそうです)余談ながらOFF会は大いに盛り上がった。

試聴会と言えば、5年ほど前にFSKの藤枝社長を招いて行った出水電器(大田区西蒲田)での試聴会や、昨年11月11日伊豆の試聴室での第一回試聴会にもわざわざ参加頂いた。この時は南は山口市(熱海駅から急用で帰宅された)、北からKonishiさん、あとは東京と埼玉から参加していただいた。  このように距離をものともせず色んなイベントにも参加される、熱烈なマニアでもある。

Konishiさんを語る時に、どうしても紹介しなければならないのが、マイ柱上トランスの事だ。電力会社の立場もあるので詳しく書けないのが残念だが、この地方で最初にマイ柱上トランスを設置されたのはKonishiさんだった。このころ私が提案した究極の電源対策マイ柱上トランスの記事を読まれ、直ぐにでも設置したいと、それはそれは熱心な要望を頂き、結局全国で3番目の施工例となった。その時の様子はSTEREO誌04年2月号、田中伊佐資先生のオーディオ・ジコマン開陳に詳しく紹介されている。ともかく、わずか数所帯で共有していたトランスを、専用に切り替えた瞬間の音の広がり、奥行き感、静寂感、情報量の全てが桁違いだった。想像以上の変化にその場にいた全員が驚いたものだ。

さて、これほどまでに情熱を傾けて、Konishiさんが聴くジャンルは何かというと、これがまた前回紹介した惣野さんと同じく女性ボーカル中心なのだ。マイ柱上トランス、オーディオ専用分電盤、専用回路という、日本有数の電源環境と、情熱の限りを費やしたシステムを通して聴く女性歌手の声は、部屋にとけ込むような、じつに自然な生々しい声で囁いてくる。こんな音楽を毎日聴けるKonishiさんは、本当に幸せなオーディオファンではないだろうか。

5のシステムで音楽を楽しまれるKonisiさん。その1

[ 電源工事 | 私が出会った音の達人たち ]   2008年7月6日

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[ Konishi邸のメインシステム ]

オーディオの仕事をしていて『本当に良かったなぁ』、と思うのは第一に人との巡り会い、そしてそれぞれのシステムで聴く『良い音・良い音楽』との出会いに尽きる。Konishiさんとの出会いは今でも鮮明に覚えている。01年11月30日の「ディナウディオのコンター3.0を鳴らすにはT1-SとT1-Xのどちらが良いでしょうか」と言う問い合わせのメールで始まった。

ご存じの通りディナウディオのスピーカーは、駆動力があって立ち上がりの良いアンプでないとその良さを引き出すことは出来ない。その代わり上手くなったときのこのスピーカーときたら、これが音楽の躍動感だ、これが音の切れの良さだと感じさせてくれる。ともかく素晴らしいスピーカーの一つだと思う。このスピーカーに思い入れがある私は直ぐに電話をした。

「このスピーカを鳴らすのでしたらT1-Xがお薦めです」「解りました。それではT1-Xを1台下さい」と、こんなに簡単に決まって良いのだろうかと思うほどの即決だった。その後もT1-S、C10&M300、バイアンプ用のM300、プロトタイプT1-Z(ALLION Ultimate T-100の試作機)、そして200V特別仕様のALLION UltimateT-100、と次々に購入していただいている。私としてはこんな嬉しいことは無いのだが、奥様の目にはきっと《救いがたいビョ-キの人たち》と映っているのではないだろうか。しかもこれだけではない。電源工事もオーディオ専用電源工事、マイトランス設置工事、と2回に渡って施工している。(ALLION納品時の改修を入れれば3回)

ともかく、この方のオーディオへの情熱というか、探求心はとどまることを知らない。仕事の都合で週末しか自宅へ滞在できないKonishiさんは、職場近くの宿舎にもオーディオシステムを所有し、合計5のシステムで音楽を楽しんでおられる。

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上の写真は上段左から、メインシステムの、FAST C-10,M-300(バイアンプ)とPCのCDP、和室のALLION T-100とディナウディオFocus140、リビングのT1-Xと マーチンローガン、宿舎のT1-Zを中心としたシステムとリビングのT1-S(出川式電源仕様)中心のシステム(残念ながらこちらの2セットは聴いたことがない)、右下が、おそらくこの地方初のマイトランス。

メインシステムの音についてはステレオ誌2005年初頭の、田中伊佐資先生のコラムでも紹介されている。その驚くべきSN比の良さと、それによる静寂感、奥行き感、楽器、音声の質感の素晴らしさはなかなか言葉で表現できない。また、リビングにおかれている小型のマーチンローガンの音ときたら、これがコンデンサースピカーの音かと驚かされる。それだけではない。以前、和室にセットされていた時のT1-Zで鳴らしたソナスファーベルのミニマは、間違いなく日本有数の音だったと思う。出来ることなら皆さんにも一度聴いて欲しかった。

Konishiさんについての思い出は尽きない。今回は【私が出会った音の達人たち】初の連載。


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