(有)出水電器 島元のブログ

2008年7月の記事

5のシステムで音楽を楽しまれるKonisiさん。その2

[ 電源工事 | 私が出会った音の達人たち ]   2008年7月9日

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[ AVAC新宿店での試聴会 6月14日 ]

Konishiさんは色んなイベントにも足を運んで来られた。最近ではつい先月、AVAC新宿店で開催された ALLION Ultimate T-125sv の試聴会にも来て頂いた。写真はその時に参加しされた方々だが、Konishiさんは写っていない。この日の朝、あの大地震が東北地方を襲った。その時Konishiさんは福島駅の新幹線の中だった。結局3時間以上動けず、会場に着かれたのはまさに終了間際だった。(幸い、地震の被害は自作SPスタンド以外は無事だったとか)そんな状況で参加して頂き、驚きと感謝でいっぱいだった。

当日は急遽村井裕弥先生が司会進行を勤めて頂き、スペシャルゲストとしてギタリストの荒谷みつるさん、ジャズ評論家の成田正先生、音響室設計A&Dの山本先生、SPの音響研究の戸沢先生ほか、ネットで有名な方など錚々たる参加者でいっぱいだった。写真を撮った後も参加者があり、定員の2倍以上となってしまった。(参加できなかった方も多かったそうです)余談ながらOFF会は大いに盛り上がった。

試聴会と言えば、5年ほど前にFSKの藤枝社長を招いて行った出水電器(大田区西蒲田)での試聴会や、昨年11月11日伊豆の試聴室での第一回試聴会にもわざわざ参加頂いた。この時は南は山口市(熱海駅から急用で帰宅された)、北からKonishiさん、あとは東京と埼玉から参加していただいた。  このように距離をものともせず色んなイベントにも参加される、熱烈なマニアでもある。

Konishiさんを語る時に、どうしても紹介しなければならないのが、マイ柱上トランスの事だ。電力会社の立場もあるので詳しく書けないのが残念だが、この地方で最初にマイ柱上トランスを設置されたのはKonishiさんだった。このころ私が提案した究極の電源対策マイ柱上トランスの記事を読まれ、直ぐにでも設置したいと、それはそれは熱心な要望を頂き、結局全国で3番目の施工例となった。その時の様子はSTEREO誌04年2月号、田中伊佐資先生のオーディオ・ジコマン開陳に詳しく紹介されている。ともかく、わずか数所帯で共有していたトランスを、専用に切り替えた瞬間の音の広がり、奥行き感、静寂感、情報量の全てが桁違いだった。想像以上の変化にその場にいた全員が驚いたものだ。

さて、これほどまでに情熱を傾けて、Konishiさんが聴くジャンルは何かというと、これがまた前回紹介した惣野さんと同じく女性ボーカル中心なのだ。マイ柱上トランス、オーディオ専用分電盤、専用回路という、日本有数の電源環境と、情熱の限りを費やしたシステムを通して聴く女性歌手の声は、部屋にとけ込むような、じつに自然な生々しい声で囁いてくる。こんな音楽を毎日聴けるKonishiさんは、本当に幸せなオーディオファンではないだろうか。

5のシステムで音楽を楽しまれるKonisiさん。その1

[ 電源工事 | 私が出会った音の達人たち ]   2008年7月6日

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[ Konishi邸のメインシステム ]

オーディオの仕事をしていて『本当に良かったなぁ』、と思うのは第一に人との巡り会い、そしてそれぞれのシステムで聴く『良い音・良い音楽』との出会いに尽きる。Konishiさんとの出会いは今でも鮮明に覚えている。01年11月30日の「ディナウディオのコンター3.0を鳴らすにはT1-SとT1-Xのどちらが良いでしょうか」と言う問い合わせのメールで始まった。

ご存じの通りディナウディオのスピーカーは、駆動力があって立ち上がりの良いアンプでないとその良さを引き出すことは出来ない。その代わり上手くなったときのこのスピーカーときたら、これが音楽の躍動感だ、これが音の切れの良さだと感じさせてくれる。ともかく素晴らしいスピーカーの一つだと思う。このスピーカーに思い入れがある私は直ぐに電話をした。

「このスピーカを鳴らすのでしたらT1-Xがお薦めです」「解りました。それではT1-Xを1台下さい」と、こんなに簡単に決まって良いのだろうかと思うほどの即決だった。その後もT1-S、C10&M300、バイアンプ用のM300、プロトタイプT1-Z(ALLION Ultimate T-100の試作機)、そして200V特別仕様のALLION UltimateT-100、と次々に購入していただいている。私としてはこんな嬉しいことは無いのだが、奥様の目にはきっと《救いがたいビョ-キの人たち》と映っているのではないだろうか。しかもこれだけではない。電源工事もオーディオ専用電源工事、マイトランス設置工事、と2回に渡って施工している。(ALLION納品時の改修を入れれば3回)

ともかく、この方のオーディオへの情熱というか、探求心はとどまることを知らない。仕事の都合で週末しか自宅へ滞在できないKonishiさんは、職場近くの宿舎にもオーディオシステムを所有し、合計5のシステムで音楽を楽しんでおられる。

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上の写真は上段左から、メインシステムの、FAST C-10,M-300(バイアンプ)とPCのCDP、和室のALLION T-100とディナウディオFocus140、リビングのT1-Xと マーチンローガン、宿舎のT1-Zを中心としたシステムとリビングのT1-S(出川式電源仕様)中心のシステム(残念ながらこちらの2セットは聴いたことがない)、右下が、おそらくこの地方初のマイトランス。

メインシステムの音についてはステレオ誌2005年初頭の、田中伊佐資先生のコラムでも紹介されている。その驚くべきSN比の良さと、それによる静寂感、奥行き感、楽器、音声の質感の素晴らしさはなかなか言葉で表現できない。また、リビングにおかれている小型のマーチンローガンの音ときたら、これがコンデンサースピカーの音かと驚かされる。それだけではない。以前、和室にセットされていた時のT1-Zで鳴らしたソナスファーベルのミニマは、間違いなく日本有数の音だったと思う。出来ることなら皆さんにも一度聴いて欲しかった。

Konishiさんについての思い出は尽きない。今回は【私が出会った音の達人たち】初の連載。


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