(有)出水電器 島元のブログ

2003年1月の記事

改めて見直した、ウエストミンスターロイヤルの魅力

[ オーディオロマン街道 ]   2003年1月3日

出水電器試聴室のタンノイ・ウエストミンスターロイヤル

出水電器試聴室のタンノイ・ウエストミンスターロイヤル

 

昨年、知人から「試聴用SPを替えてみてはどうですか?」「B&W801など皆さん苦労しているしFASTのアピールには最適だと思いますよ」と提案をいただいた。
私自身はウエストミンスターロイヤルに不満は無かったが、ビジネスと考えるとやはり気にはなる。しかし当店には大型SPを2台置くスペースは無いしどうしたものかと思いあぐねていた。

一度気になり出すと何時までも引っかかってしまうのが人情というもの。おまけに試聴時に「タンノイのウエストミンスターは聴いたことがありませんので、これがいい音なのかどうか判断しようが有りません」と言われてしまうとなおさら悩んでしまうのである。そうこうする内に、やはりお客様の事を考えれば替える以外ないと思うようになり、ついに手離す決意をしたのだった。

これでサッと売れれば何でもなかったのだが、2.3の問い合わせが有ったきり全く動く(売れる)気配もなかった。おまけに、不思議なことにウエストミンスターロイヤルが今まで聴いたこともない程いい音で鳴りだしたのだ。今まで何回か手放そうと思ったことがあったがその時も同じ事があった。人は気のせいと言うかも知れない。そう言った部分を否定はしないが本当にいい音で鳴りだしたのである。

ウエストミンスターロイヤルに関しては、その能力を出し切ったと思っていた私にはとてもショックな出来事であった。私は腹を決めた。こうなったら再度ウエストミンスターロイヤルと格闘する以外ない。
そこで前々から気になっていた電源を再度徹底的に見直し、ウエストミンスターロイヤルの実力を確かめようと思ったのである。工事は今までの経験を総結集して思いつく限りの事をした。

(詳しくは AVvillage 1月号(P76−77)をご覧下さい。)
で、その結果・・・

第一印象としてとてつもなく余裕に満ちた音で、SPの存在が全く気にならないのである。まさしく目前で演奏しているかのような感じなのだ。
かつて、ステレオサウンド誌で、有名な【ベイシー】のマスター、菅原氏が言うところの【ゴージャスなジャズ】を堪能する日々である。
勿論タンノイの得意とする弦の艶やかさはそのまま失われていない。タンノイを使用されている方、もっと言えばティアックの担当者にこそ聴いて欲しいと思っている。
この音を聴けばウエストミンスターロイヤルの音は古いなどという批判がいかに的はずれか解ると思う。むしろ古いどころか、ほかでは決して得られない魅力溢れる音だと感じるはずである。

タンノイ好きの人にもタンノイ嫌いの人にも一度聴いて欲しいと願っている。

 

B&W802が目を覚ました。 浜松市 I様

[ 私が出会った音の達人たち ]   2003年1月3日

01年4月末の事だったと記憶している。
B&W802のユーザーから丁寧なメールを頂いた。
B&W802を使用していて、思うように鳴らなくて悩んでいるのだが、FASTだったら上手く鳴らせるだろうかという問い合わせだった。

B&W802は801程では無いにしてもハイパワーで駆動力の有るアンプでないと思うような音は望めないと言う事と、FASTのアンプは生の音で調整しているので楽器のエネルギー感に至るまで表現する事を伝ええ、自宅試聴を薦めた。早速C10II、M300IIを自宅試聴されたIさんは繋いだ瞬間の音を聴いて一発で気に入られすぐに注文をされたのだった。

5月中頃、納品に伺い早速音出しをしたが、B&W802は想像通りの音で鳴ってくれた。
私はFASTのユーザーには専用電源を薦めるようにしているだが、Iさんは電源の重要性を理解され工事をして早速音出しをした。その音は工事前とは歴然と違いIさんもその差に驚かれた様子だった。
専用電源工事後にいつも感じるのは、今まで何とも感じなかった機器やケーブルに至るまでその素性や能力、癖に至るまでハッキリと出てしまう事である。
この時もSPケーブル(かなりの有名メーカー製)の癖なのだろうか、やけに音が固く感じられたのでIさんに「少し音が固くないでしょうか?」と言ったら、「私はこの方が好みです」の返事だった。
音は趣味である以上、十人十色、百人いれば百の好みがあるのでこれが絶対と言う物はないと思っている。
が、しかし昨年後半に頂いたメールでは件のケーブルはやはり音が固く取り替えたとのこと。
「あの時『音が少し固いですね』と言われた事が思い出されます」との便りだった。

IさんのB&W802も目を覚ましたかのように、最近は非常にいい音で鳴っているとか。
そうと聞けば私の音〇〇の血が騒ぐ。
何とか近い内に伺って素晴らしい音(音楽)を聴かせて頂きたいと思っている。

幸い地方出張の機会が増えているので多分そんなに遠くない日に望みは叶うだろう。

IさんがFASTの音をどう感じておられるのか、またどんな音を目指しておられるのか、以前掲示板に投稿された感想を転記したい。


Iさんの掲示板投稿記事(01年08月15日)

PA製品をオーダーで20数年製作している菅原さんと言う方と販売元の出水電器さんがタイアップして2年ほど前から発売されたということ、そして、設計、製作、パーツ選択に至るまで全て菅原さんが行っている、つまり、手作りということをはじめて知りました。
また,個々の完成品のデータを全てとって完璧にOKとなったものを出荷しているという品質管理は驚きでした。

当日は、発売元の出水電器の島元社長自らが、自宅を訪問くださり、専用電源の工事と搬入をしていただきました。有難うございました。

で、音ですが、
すごく自然です。ピアノやベースの響き、シンバルの音色などパワーが感じられ、CDにこんなに情報が入っていたのかと驚きました。また、ボリュウムをあげていってもうるさく感じられません。
音の立ち上がりはすごく早く、パーカションの様は、本物のようです。

システムが3ランクアップくらいの感じです。以前、〇ー〇レ〇〇〇ンと〇ェ〇〇ーラ〇ドのプリメインを自宅試聴したことがありましたが、雲泥の差です。
合計金額は、FASTの方が安いのですが、音の良さは比べものになりません。
極めて、FASTのアンプはCPが高いと思います。

購入した日に友人と試聴会をしました。
最新のCDは勿論、古い50年代のJAZZの音もいいし、何よりも良かったのがレコードのモダンJAZZの音。
その友人曰く、
「まったく持って、楽器の音色が自然。」
「これ、いいなあ、いいなあ。まるで目の前で演奏しているみたい。」
「どんなアンプを購入したかと思ったけど、これは大正解。」ということで、ございました。

1週間ほどたって、音がさらに瑞々しくなっています。
今後の変化が楽しみです。

※昨年の7月以来、Iさんの事を書こう書こうと思いながら年を越してしまいました。
ほかにも紹介したい人がいっぱいいます。今年もご期待下さい。


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