(有)出水電器 島元のブログ

2002年9月の記事

TAOC FC3000

[ オーディオロマン街道 ]   2002年9月4日

TAOC FC3000 と 縄田氏 [出水電器にて]

TAOC FC3000 と 縄田氏 [出水電器にて]

一瞬の出会いが、その後を大きく変えてしまう事が有る。
昨年11月、北九州、某オーディオショップのフェアーでの【TAOC FC3000】と縄田氏との出会いもそうだった。
そのフェアーには日本で販売されている大方のメーカーが参加されていた。
そして同じ部屋でデモをしていた中で、ひときわ印象に残ったのが【TAOC FC3000】【WestlakeLc4.75F】だった。
なんといっても、その大きさからは信じられないようなスケールの大きい、しかも良い音だった。
これは一緒に展示してあったハイエンドスピーカーも霞んでしまう程のインパクトがあった。

また、縄田氏始め各メーカーの担当者にとっても初めて聴くFASTの音は相当ショックだったらしい。各メーカーの担当者の中で控えめに振る舞って居られた縄田氏と話す機会があり、氏の人柄がとても
好印象で、「こういう人が売っているのだからこの製品は間違いないな〜。」と感じたのを覚えている。そして、いつか「FC3000をFASTのアンプで鳴らして見たい。」とお互いに希望したのだった。

年が明け、俄にバイアンプ熱に犯された私はバイワイヤリングのSPをどうしても手に入れる必要にせまられていた。残念なことに、試聴用のウエストミンスターロイヤルとビクターのドルチェSX500はバイワイヤリングに対応していなかったのだ。真っ先に頭に浮かんだのが【TAOC FC3000】だったが、ドルチェもビックリするほど良く鳴っていてなかなか踏ん切りがつかず、そうこうしているうちに A&V village主催の【オーディオ2002】も迫りいよいよスピーカーの手配をしなければならなくなった。

そこでTAOCの縄田氏へ試聴機貸し出しを申し込んだところ、快く貸し出をして頂いたのである。【オーディオ 2002】ではFASTとレゾナンスチップカンパニーの試聴で大活躍をしてくれた。
現在、【FC3000】はFAST試聴用として、ウエストミンスターロイヤルさえ従えたような観がある。

先日、縄田氏が出水電器へ来られ、前々から希望されていた【TAOC FC3000とFASTのアンプ】の試聴をして頂くことが出来た。
会話の中でFC3000の開発にあたってのエピソードも聴かせて頂いた。FC3000の開発にあたっては一切の妥協を廃し、最高の音を目指されたとの事。
単純にコストと完成度で言えば、倍の価格で売ってもいい製品であると評価されているのも頷ける。ご存じの通りTAOC FC3000に使用されているディナウディオ及びスキャンスピークのユニットは
余程の駆動力と制動力がない限り、いい音(繊細な)で鳴っても、いわゆる音離れの良い躍動感溢れる鳴り方はしない。
それだけに鳴りきった時のその音たるや決して他のSPでは味わえない【音楽】を聴かせてくれる。試聴では、エージングも完全とは言えないFC3000が素晴らしい鳴りを聴かせてくれて、お互いに
【TAOC FC3000とFASTのアンプ】
の相性の良さを再確認することが出来たのだった。
出会いは不思議なものである。もし昨年の出会いがなければ今回の試聴もあり得なかった。それはさておき、ひょっとしたら皆さんもFASTで鳴らすFC3000に出会うかも知れない。


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