(有)出水電器 島元のブログ

2001年5月の記事

広島ASC 神戸(こうど)氏 来店。

[ 私が出会った音の達人たち ]   2001年5月27日

A&V village をお読みの方は広島ASC(主催 山本紘市氏)の事はご存じだと思う。
神戸氏はASCのスーパーマニアの一人として有名な人で、A&V village 47号 P136でも紹介されている。
で、その神戸氏が何故出水電器に試聴に来られたのかと言うと、おなじ A&V village 47号 P160で紹介されたFASTの記事を読んで『いくらFASTのアンプが凄くても、ウエストミンスター・ロイヤルがビシッと鳴るわけがない』と、信じられなかったそうである。
そして今度、上京するにあたり、試聴訪問候補の1つにあげられたのが当店だった。

5月22日、JR蒲田駅で待ち合わたのだが、神戸氏がとても若かったのは以外だった。(40才前)駅から当店までの5.6分の間、車の中で色々お伺いしたのだが、ともかく熱心というか真剣というかオーディオまっしぐらな方である。(久々に熱いオーディオマニアと出会った)
 

試聴の間も背筋をピシッと伸ばし、目をつむり、まるで若き修行僧と言った感じであった。
持参されたCDや当店推薦CD、LPレコード等、2時間程聴いて頂いた。
『記事は本当だったんですね。いや驚きました』と言われ、そろそろ試聴も終わろうかと言う時、たまたま仕事の帰りに立ち寄られたIさんのアルッテク604に話が及び、神戸さんも604には思い入れがあるとかで、どうしても聴きたいと言われ、みんなでI氏宅へ伺った。(I氏については №002 を参照)さて、そのI宅での試聴。
604は畳の上に直置き、アンプ類のラックも凝った物でなく、10年ほど前の5万円位いのCDプレーヤーとC10II、M300II で鳴らすアルッテク604は信じられないほどいい音で鳴っていた。
音がきめ細かく、艶もあり、メリハリもあり、上から下まできれいに伸びた何とも言えないいい音なのである。
神戸氏曰く『これは素晴らしい、出水電器のウエストミンスター・ロイヤルよりこちらの方がいいだって。

確かに、確かに604はいい音で鳴っていた。しかし、私の立場は一体どうなるんでしょうか???
(悔しいことに、この604は当店にあった時はこんないい音では鳴らなかった)
その後の話題はもっぱら、Iさんのアルッテク604だったのだ。
書きたいことはいっぱいあるがこの辺で。
 神戸氏のHP(参考になる記事、楽しい記事がいっぱい) 音楽のページ
この次は今話題のケーブル製作者、きさ様(HPネーム)ご夫妻が来店された時のこと書こうと思う。

床を這って押し寄せる音の波!音を物体として体感、N様ご夫妻。

[ 私が出会った音の達人たち ]   2001年5月9日

オーディオ全盛期を知る年代の私達にとって、長引く不況も重なり冬の時代とも言われる最近のピュアオーディオの衰退ぶりは何とも寂しい限りではあるが、それでも全く希望がないわけではない。
私はかねてより、オーディオ業界が女性ファン獲得の努力を怠って来た事も大きな要因であると思っているが、嬉しいことに最近のオーディオフェアーやオーディオショップではカップルで来られる方が多くなっている。
これらの
女性ファンこそオーディオ業界不振の救いの女神ではないだろうか?私にはそう思えてならない。《全ての芸術は音楽に収れんされる》とはかのニーチェの言葉であるが、もし家族が芸術の中の芸術と言われる音楽を、趣味として共有出来たらどんなにか素晴らしいだろう。考えるだけでもワクワクする。
キングオブザホビーと言われるオーディオがもっともっと受け入れられる21世紀にしたい。
思い当たりませんか、奥様や家族の無理解でどれほど多くののオーディオファンが涙に暮れているか!!!
オーディオ業界もオーディオファンも、お互いの幸福のためにドンドン女性ファンを増やしましょう。
そんなわけで今回は、熱烈なオーディオファンのN様ご夫妻の話。

自宅試聴を申し込まれたNさん宅へ電話をしたら、あいにくご主人はお出掛けとのことなので、電話があったことをお伝え下さいと言ったところ、

         『私が伺いますが・・・』
         『???!≠☆§£◎?∀∂¶ξЙЮё??・・・・・』
         『あのー・・・・・、奥様もオーディオファンなのでしょうか?
         『ハイ
         『そうなんですか!』
         『エェ

私は一瞬とまどい、驚き、そして、ああ、こちらはご夫妻ともオーディオファンなのだ』と嬉しくなった。

試聴当日、連絡いただいた住所はコンクリート打ちっ放しで、大きなガラスが壁になったお洒落な家だった。
しかし、通された部屋にはスピーカーも何も見あたらない。
そしておもむろに開けられた壁一面の扉の中からは、カンタベリー15が現れた。もちろんカンタベリー15はコンクリートの床に置かれていて、アンプ類も頑丈な棚に置かれ、電源も専用回路とかなりのマニアである
(専用回路に関しては、出水電器特製?回路を追加して更に音質が向上した。)
N様ご夫妻は建築の設計及びデザイナーで、このお洒落なお家もN様ご夫妻のデザイン&設計だそうだ。
3時間以上にわたる試聴はとてもいい雰囲気の内に終わり、アンプも気に入って頂けたようだった。
そして2日後にはC10II とM300II のご注文を頂いた。

納品後しばらくして感想のメールを頂いたのでそれを紹介したい。
尚、ご主人様はとても無口な方なので、奥様のご感想を要約すれば次の取りになる。その後FASTのおかげで、今まで聞こえなかった音を聴いたり、何と言っても不愉快さや、
物足りなさが無くなり満足しています。
(ご主人もとてもご満足の様子)

     以前、何百万円もするアンプとCDの組合わせで聴いた時の鳥肌が立つ     
     あの感触がまた味わえることができホントうれしいです。
 
   セット価格を考えると、奇跡に近いですよね。きっと。
     それよりも、
         やっぱり驚いたことは、音量を上げたときの和太鼓の音!
   床を這って押し寄せる音の波!

      音を物体として体感したのは初めてです。
     他のシステムでは考えられないですよね。
     それから、デザインや内部もシンプルできれいです。
     フロントパネルの色も実に微妙ないい色で気に入ってます。

音は勿論のこと、本職のデザイナーからアンプのデザインを誉められたことはとても嬉しい出来事だった。
FASTを熱烈に支持していただいているファンの皆様の為にも尚一層の努力を決意している昨今である。


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